Treasure of Saito ー西都の宝ー
日本の婚姻儀礼の始まり【都萬神社 更衣祭】
七夕の日、都萬神社では、コノハナサクヤヒメと天孫ニニギノミコトが逢初川で初めて出会い、長狭神(ナガサノカミ)の媒介によりお嫁入りした古事を再現する神事が行われます。室町時代以前、500年も前から続いている伝統の神事です。
御神体のコノハナサクヤヒメは嫁入りにあたり、真綿の御被衣(おかつき)をかぶり、紅や白粉で化粧を施し、婚礼衣装である真っ白い衣に着替えます。氏子さんたちから寄せられたこの衣の枚数で、その年の寒暖と豊作を占います。昨年は13枚、今年は14枚でしたので、川越佑一宮司は「今年の冬は、昨年より少し寒くなるだろう」と話していました。この神事は日本の婚姻儀礼の始まりだそうです。最後は神楽が奉納され、この日、訪れた人は15時頃までヒメのお顔を拝見することができます。
コノハナサクヤヒメに巫女が白粉や頬紅をつけ、紅を引きます。その後、新しい衣に着替えさせます。
杉安井堰(すぎやすいぜき)
一ツ瀬川の中流域に児玉久右衛門が築いたのが「杉安井堰」
都萬神社 更衣祭(つまじんじゃ こういさい)
日本の婚姻儀礼の始まり【都萬神社 更衣祭】
西都から海外へ挑戦の年 JILLEインタビュー