まいぷれ西都・高鍋トピックス
「宮崎の巨樹百選」にも選ばれた樹齢約600年とされている一本杉
尾根の林道に突然、ものすごい大きさの一本杉が現れます。巨大な木の塊から四方八方に太い枝が張り出し、その1本1本がうねり、まるで龍の頭のようなのです。
尾八重一本杉は幹周約6.2m、樹高約25m、尾八重神社の所有で、県の「宮崎の巨樹百選」に選ばれ、樹齢約600年とされています。
1577(天正5)年12月、薩摩島津軍との戦いに敗れた伊東三位入道義祐一行が、この道を、豊後へ逃げのびたと伝わります。西都に都於郡(とのこおり)城を築城した伊東氏。のちに天正遣欧少年使節として渡欧した、わずか8歳の伊東マンショもその一行の中にいました。
過酷を極めたという豊後落ちの道。一本杉もひそかに見守っていたのです。
尾八重神社・有楽椿の里を目指して進むと、神社の近くに木製の案内板がかかっています。そこから車で約10分程度、さらに約2分、林道を歩くと見えてきます。
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