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宮崎県北居酒屋巡り~呑むぞ今夜も延岡・日向で~

【延岡 炉端焼 源太】池波和彦のまいぷれ「延岡・日向市」おいしい旅の酒#8

観光客で賑わう延岡の居酒屋

旅先ではその土地の地酒を味わおう。

 

JR日豊本線延岡駅から徒歩約十五分、延岡の飲み屋街に(炉端焼 源太)がある。
まずは酒。
品書に延岡地酒「はなかぐら」がある。
旅先では必ず地元の酒を。
これが旅の流儀だ。
クイー……。
晴れやかな香りとともに、甘味と酸味の絶妙なバランス、幅と奥行きのある味、口当たりのよさ、すっきりしたのど越しの淡麗辛口の酒だ。
品書にミナの盛り合わせがある。
三角ミナ、からしミナ、はしりミナ、カメの手。
皆、延岡の海の貝だ。
細長い巻貝のからしミナは丈四センチ程の小粒ながらずしりと重く、ゴツゴツと苔むした石のようだ。
苦心して竹串で身をひねり出した。
磯の香り、もっちりした噛み応えのコクはなかなかいける。
カメの手は爪と基部をへし折るとうすピンクの肉がてらり、と濡れて光り、舌を出したようだ。
うまい!
これは珍味だ。
ここのカウンターに座ってゆっくりやるのはまさに旅先のくつろぎだ。

 

旅先での居酒屋選び。
店選びは古くて小さな店が最初の目安。
古い店は、良心的で、手頃な価格で常連に愛されているから長く続くという安心感。
あこぎな商売をしていたら店は長く続かないという認識でもある。
味は食べてみなくてはわからないし、建物だけでは実際に古いのか歴史までわからないが、目安になる。
また古民家再生はまだしも、レトロ人気で作られたレトロの模造古民家も多く、気をつけないといけないが、なんとなく本物の古さは見当はつくものだ。
「小さな店」は大量仕入れではない手作りの味が期待できる。

ここ(炉端焼 源太)は高千穂出身のオーナーが始めて今年で40年になる。

 

★メニュー表★

赤足海老塩焼2尾580円
カツオ刺1100円
天然 ブリ刺1200円
ひむか本さば刺1尾4000円
吟醸酒 はなかぐら「延岡」550円
吟醸酒 黒龍【いっちょらい】「福井県」1000円

↑延岡の海の幸「ミナ盛り合わせ」は県外から訪れたなら食べなきゃ損

↑この日は門川のカワハギの活き造りが2500円。肝は濃にして厚

↑この店には「くまばち唐揚げ」や「カエルの唐揚げ」もあるが、この日はタコの唐揚げにした

↑宮崎県延岡市北小路に本店があるが、支店のこの店がおすすめだ

店名延岡 炉端焼 源太
住所宮崎県延岡市新町5-1
営業時間17:00~翌1:00
定休日水曜
電話番号0982-32-1021
関連サイトホームページ
取材日2021年

◆この記事を書いたひと

 

酒場ライター:居酒屋伝道師・池波和彦

 

東京生まれ東京育ち。酒場巡りを趣味とし、北は北海道の離島から南は沖縄の離島まで新規7000軒以上の店を巡りブログ「日本の酒場をゆく」を執筆。毎夜全国の居酒屋やバーにて神出鬼没の酒戦の日々を過ごす痛飲派。

 

ブログ「日本の酒場をゆく」↓

https://ameblo.jp/m458itmasa/

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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